モノ語りヒト語り

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りんごの変身

りんご「ふじ」は日持ちがいい、とは言っても暖房の効いた店に一日中置いておけば痛みも早い。12月に入ってりんご特別販売を終了、残りはスタッフで分け合うことにした。

そのりんごを使って、スタッフの一人がジャムにした。

「ジャムにすると味が格別、市販のジャムは新鮮なりんごを使っていないのではないかと思うくらい・・・・」と。

ならば、挑戦するしかあるまい。

ジャムづくりTAKE1

  • りんご:500g
  • グラニュー糖:50g(10%)
  • レモン汁:少々
  • 水:100g

※薄くいちょう切りしたりんごと漉し袋に入れた皮と一緒に煮込む。2回に分けて砂糖を加える。思ったより簡単である

■自己評価60点

レシピの1/3にした砂糖のせいか仕上がりは、りんごの酸味が強い。
りんごのすりおろしのようで「健康的」かもしれないが「ジャムの甘い喜び」が無い。

ジャムづくりTAKE2

  • りんご:1kg
  • グラニュー糖:200g(20%)
  • レモン汁:少々

■自己評価80点

ジャムをそのまま食べるとやや甘いが、パンにつけると甘さがスッキリする感じである。

ペクチンを含んだりんごの皮はジャムに色をつけるだけではなく、あとでトロミが出る効果もあるらしい。茶こしの袋に入れて一緒に煮たあとは捨てる運命なのだが、その前に一口お試し。うむ、これは助けてやらねばなるまい。甘くしんなりした食感はビールのつまみとして上等である。(ペクチンの効用については秋のセールの際に配布した別紙参照ください)

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■スタッフ評価 数値化不能

2種類のジャム試食をスタッフに強要した結果、好みは半分に分かれた。「どちらもいい味ですよ」とお世辞を言われるとお調子者の私はジャムだけでは終わらない。間髪をいれず、焼きリンゴに挑戦。見かけは一丁前だが、身がやや柔らかさに欠けた。そのワケを「調子の悪いオーブン」や「焼きリンゴに余り適していないふじ」のセイにせず、来年の秋にその雪辱を果たしたい。

20131230-3

皆様、本年はお世話になりました。
良いお年をお迎え下さい。

くらしのくらスタッフ一同

参考資料:「りんごは眷顧のパートナー」(PDF形式)

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