和も負けちゃいない
お店には洋食器や和食器、漆器が置かれているが、徐々に洋食器のスペースがひろがっているようである。別にそのような方針を立てたわけではない。リサイクルの仕事は融通無碍なところがあって、柔軟といえばかっこいいが、ええかげんな運営でいきいきしてくることがある。
この洋食器と和食器の関係も、誰かが方針を決めたわけでもなく、洋食器が多く入れば和食器は追いやられ、よく売れるアイテムはそのテリトリーを拡大していく。この数年で洋が和の2倍のスペースを確保しているのが、和と洋の戦いの結果である。
不動産屋さんの話では、畳のある部屋、和室がマンションから完全に消えたらしい。フローリングの圧勝である。恐らく引き戸も絶滅の危機にあるのだろう。
だが、「くらしのくら」のおやつワールドではまだまだ和が優勢である。深沢商店街には全国的に有名なパテシュエがいる洋菓子店が「くらしのくら」の隣と道を挟んで斜め向かいにあるのにもかかわらず・・・・・
先日、スタッフが栃木県栃木市に家具や洋食器のお買い取りでお伺いすることになった。およそ3時間かけての遠征である。お買い取りの品物もさながら、さてどんなおみやげを持ってきてくれるか、心待ちにしていたのがこれであった。
更に、そのお客様から「遠いところをありがとう」とおみやげをいただいた。
浜田山へお買い取りに行ったスタッフがお土産を買ってきた。
「駐車場を探してマチの中をウロウロしていたら、美味しそうな和菓子の店があってね、ツイかってしまってさ」とみたらし団子を持参。
というわけで、事務所の狭いテーブルは和菓子のヤマとなったのであった。これも、洋食器と和食器との関係と同じで、くらしのくらスタッフとその関係者のニーズが反映しているに違いない。
でもたまには、ショートケーキでも食べたくなるよね。