景気のいい?サービス
歯ぐきが腫れてきて久しぶりに歯医者に行った。歯根が割れているらしい。あっという間に麻酔、切除手術となった。その手際とスピードはまさにコンビニのようである。
驚いたのはそれでは無い。待合室に新聞が無いのである。いつもあった「日刊スポーツ」も、「スポーツニッポン」も「スポーツ報知」も「日経新聞」も置いてない。今までは、つい読みふけってしまい、「なんで名前呼ぶのよ、もっと待たせてくれていいんだよ」などとつぶやいていたのに。聞けば、例の挨拶代わりになりそうな「経費削減」である。こんなに患者が多いのだから、何も世の流れに同調する必要などないと思うのだが・・・・・・思えば、行きつけのガソリンスタンドの待合室にある「ダイム」も「エンジン」も去年の12月号である。雑誌はもうヨレヨレに疲れきっている。このぶんだと今年は12月号が心待ちである。
では、「くらしのくら」のサービスはどうなのか。オープン時から始めたコーヒーサービスはいつの間にか消えていたことを思い出す。歯科医院やガソリンスタンドのことなど言える立場ではない。ただ、コーヒーコーナーが無くなったのは経費削減などではなく、なんとなく面倒なので・・・といった理由だと思う。
よし、麦茶を出そう。景気良くお菓子をつけて、「どうぞご自由に」とお客様にお声掛けをする。帰り際「ごちそうさま」と言われるのは、何年ぶりであろう。気持ちのいい会話が交わされると不景気など飛んでいく!・・・・・・・と、思う。