リサイクルは奥深い！アンティークカメラはカッコイイ！

店にふらりと青年がやってきた。スマートフォンで取った写真を見せて、買い取り出来るかどうかの相談だった。
茶箪笥、時代箪笥や親子鷹の剥製などを見せてもらった。
後日お伺いすると、まずは着物がところ狭しと広げられており、奥には掛け軸が10本、雑貨など。
依頼主のお父上とお母上のお品物らしい。
時代箪笥は蝶番が腐食していてお買い取りはできなかったが、他のモノをお買い取りした。
帰り際、部屋の奥のちゃぶ台の上に何やら昔のカメラらしきものが・・・・・これはどうするんですか、と聞くと古すぎて無理だと思うけど買い取れますか？とのこと。

見せていただくとRokuoh-syaの蛇腹カメラである。
外国のカメラを分解してはその模倣のカメラを小さな工場で作っていた時代のものだ。
昔、蛇腹のカメラや二眼レフで写真を取っていた時代を思い出す。
残念ながら、蛇腹は絞りは問題ないものの、シャッターが切れない。
リコーフレックスは絞りもシャッターも問題ないがフォーカスが固まって動かない。
残念！ただ、置いていてもオーラを醸し出すそのスタイルに惚れてお買い取りをした。
完動品でなくても感動はさせられるだけの職人の力がある。