ハピーがいっぱい、着物市
着物セール終わりました。相変わらず遅ればせのご報告となります。セール案内の葉書きが大正ロマン風の着物姿?で出す側も少し緊張しましたが、評判は悪くないものでした。
初日にどっとお客様が押し寄せ、着物担当の岩崎は一人汗だく。何せ着物歴半世紀!だけに、色合わせにしても素材の見極めにしろお客様の信頼度はピカイチ。担当が引っ張りダコでも、この店の面白いところはお客様同士で着付けをしてあげたり、あれこれ批評をしてくれるところだ。
いわゆる呉服店では余り見られない風景ではないのだろうか。もうスタッフが手を出せないくらいに盛りあがる。昔の(知ってるわけじゃあないけど)井戸端会議風なのだ。「ピッタシだって。そっちが買わないならあたしが買っちゃうからね」 とアオルお客様もいて、和気あいあいである。
ヘンな話、こういう時は「いい店」だなと思う。スタッフが何もしなくてもお客様同士で批評し合い、気に入る点を見つけあい、不安なところを打ち消しあい、そして、これにしようと決めていく。一番納得のいく買い方なのである。
どうしたって、スタッフは買ってもらいたいと思っている訳で、何の利害もない他人が薦めるのとは、全然違うのだ。このような環のなかで納得できる買い物ができるお客様はハピー。そうやって買って頂ける私たちもハピー。