モノ語りヒト語り

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雨もまた楽し

ミゾレ交じりの雨が降り続ける日はお客さまが少ないけれど、一段と忙しい。ウインドウの車道側に置く家具を店舗内に入れなければならないからである。

椅子が8脚、テーブル2脚、サイドボード3点、チェスト、火鉢3個などなど。そのまま店内に入れれば、たちまち通路は塞がれてしまう。

通路を確保するためにはただひたすら積み重ねていくしかない。テーブルは2段に、出来ればその上に椅子や小物という具合である。それはそれでジャングルのようで面白い。

天童木工のダイニングテーブルチェア-をアルフレックスのテーブルの上に載せる。椅子は通常下から見ることは無いのだが、上から眺めるよりも気品漂うように見えるのは気のせいか。背もたれやアームの手先部分の曲木が美しい。世界に自慢できる技法だろう。いい家具というものはどこから見られても、魅力的なものである。今度は是非このアルフレックスのダイニングテーブルを下から見ていただきたいものである。

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それにしても、BGMがはっきり耳に残る日は少ないほうがいいなあ。

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