モノ語りヒト語り

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男のランチ

査定用のルーペの修理に、久しぶりに新宿へ行った。近くの南仏料理店を思い出し、そこでランチをすることにした。

値段の割りに丁寧な料理で接客も気持ちいい、落ち着いた店である。ところが、10分もしないうちに妙に落ち着かなくなった。1階はカウンター10席、テーブル席14席程のこじんまりしたスペースなのだが、瞬く間に満席となり、その全員がご婦人なのである。それも、キャリアというより家庭の主婦そのもの。

その集団に私男一匹包囲された状態である。混浴で女性の団体客に出くわした時に、男性は縮み上がると言うが・・・、関係ないか。

ま、余り嬉しくないシチュエーション、いやむしろ迷惑だとも言える。まず、非常に騒がしい。そして、香水だろうか、匂いが気を散らす。しかし、消費のリーディングはこのような女性達が担っているのも又認めざるを得ない。

だが、それよりも不思議な感覚が消えない、男がいないことに。新宿西口は、都庁あり、高層ビルあり、更にカメラやパソコンの量販店が林立しているエリアなのだ。そこにタムロしているオトコタチはどこでメシを食っているのか。それが妙な気分にしているのだった。そのコタエはすぐ判明した。

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それがこの写真である。オトコの行列がそこにあった。看板は撮り忘れたが、コロッケ定食が限定200食、400円である。南仏ランチは1500円だから、コロッケ定食約4食分。オトコがつましく、けちな世の中は明るくない。

女が贅沢を思いのままにする世の中もハッピーじゃない。では、周りを見て楽しめる食事を出来る世の中とは、どういうものなのだろうか。ご参考までに店の名前は ル・クープシュー。メニューは写真をご参照下さい。

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