モノ語りヒト語り

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招き猫~猫を招く

「くらしのくら」に《NOT FOR SALE》は似合わない。《NOT FOR SALE》のカードはいかにも“これはとてもいいもの(高いもの)だから売りませんよ”とも思えるし、“見せるだけね”と嫌味にも思える。

やはりスタッフ以外はレジスターも売ってしまう位の迫力があった方がいいのかもしれない。という訳で、例の当店の守り猫「つちねこ」も発注予約で承ることになったのは前回(02.8.22掲載)ご説明した通りである。

週に一度は遊びに来るお客様が、「この猫なんとかならないか」という。数ヶ月前に飼っていた猫が死んでしまって、その代わりに置いておきたいのだとか。悠々自適の生活をされているお客様で、奥様を半年前に亡くされたばかりである。

だが、この「つちねこ」が愛猫の代わりになりえるだろうか。「この愛嬌がいいんだ」と気に入っている様子。早速「つちねこ作家」東りょうこさんに発注。店頭の守り猫とは肌色も表情も異なるものの、愛嬌変わらぬ「つちねこ」が無事岡山からお嫁入りということになった。(今回のつちねこは信楽の古陶という土とロット土を混ぜて創ったということ。残念ながら写真が無い。)

顔は舐めてくれないが、ご主人様より先に逝くことはない。本家本元《招き猫》は店の期待に十分応えてくれているとは言い難いが、時として、このように仲間の招き猫を呼び寄せてくれ、お客様の癒しになってくれるようだ。

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その他に仲間入りした猫たちです。

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