秋刀魚と椅子
7月11日のニュースによると、北海道で漁獲された秋刀魚の初物が築地に入荷。昨年の41トンを大幅に下回る6トン。1キロ1200円から1500円と昨年に比べ4~5割高いスタートとなった。去年の豊漁による値段の暴落を受けて、今年は水揚げを調整した結果、平年並みの取引が行われたとのこと。
7月10日、ニュースにはなっていないが、「くらしのくら」が都心にある某大学の改築に伴う事務機器の買い取りを行った。会議用椅子200、スタッキング事務用椅子50、スイング式会議用テーブル50・・・・・3トントラック3台分である。ストックするスペースを確保できないために、一挙にオークション(中古家具などを扱う競り市場)に出すしか方法がない。
同じものでも10台売る場合に比べて、100台出せばその価格の10倍で売れるというわけではない。家具でもおなかいっぱいになれば、当然安くなっていくというものである。
秋刀魚も椅子も取れすぎてもダメ、取れなくてもダメ。世の中ほどほどというのが、やはりいいのかもしれない。