モノ語りヒト語り

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えのきどいちろうさんの話

車での通勤、買い取り、配送と一日のうち20%は車内生活である。自ずとラジオとは付き合いが長くなる。若いスタッフはFMを選ぶが、私はAMを聴くことが多い。(以前FMの会社に勤めていたというのに・・・・・)

ラジオでえのきどいちろうさんが「同級生が世田谷区の議員をやっていて、そのミニ集会に呼ばれたとき、世田谷区の小学校の給食費の予算が間違って1か月分多く計上されたことがわかり、その点を議会で質問したらしい。私はその予算がどうのこうのということには全く関心がなくて、いったい、その多くなった10%分のお金はどう使われたのか興味があって、ハンバーグなら肉質が良くなったとか、量が増えたとかあったんだろうか、同級生に聞いてみたら、何にも献立内容は変わらなかったらしい。それほど、今の経済とかが大変なのか、よくわからないけれど、何かしみじみしてしまった」というような話をしていた。あのぼつぼつしたやわらかい話し方は、再現できないので想像して下さい。

間違った予算であっても、それで子供たちが少しばかり食事でいい思いをしたら、それはそれで良かったなあ、とその間違いを責めるよりは気分良くなる話であったろうに、いつもと同じだったというのは、ストンと納得できない。えのきどいちろうさんと同じ気分に陥ったのでした。今や、10%生活に余分に払っても現状維持ということは、現状のままの支出での生活は10%分、質や量を落としているということ。確かに・・・・・。

振り返ってみると、私生活は勿論のこと、店ではできる限りこまめに照明を切り、お買い取りで5、6キロ圏内は自転車、電話は決まった電話機(ある電話会会社の回線から携帯に電話をするとその系列の携帯であれば無料になる)での発信と、結構セコロジーな仕事をしているにも拘わらず、余り成果が上がらない。そういうことであったのか・・・・・・。

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