小さな出発かもしれない
「サンケイリビング」という戸別配達のフリーペーパーがある。こんど、新世田谷区長のインタビューを載せた特集を組むという。その世田谷区内だけで配布するというタブロイド版4Pの新聞に広告の出稿依頼があった。
新世田谷区長は「世田谷区を原子力に代わる新エネルギーの拠点にしたい」などと「脱原発」を訴えた保坂さんという人である。東日本大震災後の地方選挙では、原発現状維持の知事や市長が軒並み当選した。そんな中で、少しばかり異色を放つことになった「脱原発」世田谷区長である。
今まで世田谷区長が誰であったのか、全然知らなかったのが正直なところであるが、別途引用したように、利益の為に事実の公開に消極的である東電に対し、早速ジャブを繰り出そうとしている新区長は俄然注目を浴びてきている。
ともあれ、当店も少しばかり広告色を薄めた省エネ協賛広告を出すことにした。今回の怪しげな節電要請に歩調を合わせるというより、原発のあり様も考えずにジャブジャブと電気を使ってきた私たちの自戒を込めている。世田谷区域以外では配達されないので、是非御一覧下さい。