『人間国宝展』ならぬ『人間国宝店』
人間国宝展を観てきました。
知っている名前が多いことにびっくりです。
勉強して知識が豊富になったわけではなく、日々の仕事の中で、なにげなく出合っているのです。
人間国宝の作品に。
今回、展示されているなかでくらしのくらが扱ったことが有る商品をあげてみます。
染織部門では、中島秀吉、中村勇二郎、小宮康孝、小宮康助、芹沢銈介、清水幸太郎、平良敏子、玉那覇有公、喜多川平朗、木村雨山、上野為二、羽田登喜男など12人。
陶芸、漆などでは鈴木蔵、加藤土師萌、今泉今右衛門(十三代)、酒井田柿右衛門(十四代)、中里無庵、加藤卓男、中島宏、石黒宗麿、清水卯一、松井康成、三輪壽雪、井上萬二、塚本快示、伊勢崎淳、金重陶陽、山本陶秀、藤原啓、藤原雄、濱田庄司、島岡達三、金城次郎、吉田美統、高橋敬典、川北良造、高野松山など25人以上にものぼります。
染織以外は門前の小僧レベルですが、今現在、当店にあるものや、以前取り扱ったことがある作家名が沢山あるのがわかります。
*上の写真は当店で取り扱ったことのある人間国宝作品の一部です。
『くらしのくらで、そんなの見たことないよ』とおっしゃるアナタ。さりげなく人間国宝の作品が置いてある。それが『くらしのくら』です。
もちろん、人間国宝だから良い物であるとは限らないですよね。
自分にとっての「my国宝」も、当店で見つけて下さい。
ちなみに、今回の展覧会の一番のお気に入りは、宗廣力三/鼠地吉野絣着物『山』。
郡上の農家で織られていた自家用紬を「郡上紬」として再生し、新たな技法を生み出し今日の郡上紬を創った人です。太い糸を使った吉野格子と鼠色のグラデーション、直線と曲線の組み合わせが楽しい紬の作品です。
(きもの担当:大石)