ピアノとエレクトーン
先日、息子のエレクトーンのコンクールを観に行った。
彼がエレクトーンを始めたのは5歳の時。最初はピアノを習わせるつもりだったので、エレクトーンで大丈夫だろうか?と心配していたのだが・・・楽しい楽曲と仲間とのアンサンブルにすっかりはまってしまい、以来8年間楽しく習い続けている。
そんな我が家に・・・ある日、友人から譲り受けたピアノがやってきた。
最初は、タッチが重い!音色が少ない!と言っていた息子も、弾き比べていくうちにピアノの音色に心移りした様子。もっぱら練習はピアノでするようになってきた。
リハーサルを終えて控え室に戻ってきたときに、息子が開口一番
『凄い!最新機種のエレクトーンだった!』
うちにあるのは教室で使っているエレクトーンと同機種のものを中古で購入。
USBが使えて5年前には主流の機種であった。
そう5年前には・・・・
リサイクル業界では家電製品や機械ものの買い取りは5年以内と言われている。
性能がよく、コストパフォーマンスの良いものをメーカーが次々に出すため、
なかなか古い家電製品は販売に結びつかない。
古くなるとリサイクルすらされない現状が待っている・・・
エレクトーンは、次々出る後発機種に切り替わり、代替わりしていく。
それが運命なのかもしれない。
でもピアノは違う。
うちにきたピアノもおそらく20年以上も前から使われていたものだが、今も音色は変わらない。
そして20年先もきっと美しい音を奏で続けるだろう。
もちろんリユースして次の弾き手次の弾き手とつないでいける。
そう思ったらピアノがとても愛おしくなった。
息子が、ピアノでばかり練習していたのも、弾いている本人が心地よさを感じたからかもしれない・・・本物の鍵盤の奏でる音のマジック。
くらしのくらでも、長く愛されるモノを取り扱っていきたい。
(※ピアノのお買い取りはもちろん、エレクトーンもお買い取りしています)
スタッフA