洋菓子で始まった十五周年記念秋のセール
2015年10月22日より十五周年記念秋のセールが始まった。
この葉書をポイントカード会員の皆様に郵送した(1,500枚)。あとはHPでの告知のみである。それでセールができるのは、常連のお客様に支えられている「くらしのくら」の特徴である。駅前などとは違う、住宅地に位置するお店の強みでもあり、弱みでもある。
この縁もゆかりもない深沢の地に落下傘のように舞い降りて、オープンしたのが2000年7月15日だった。それから15年、よく続いたものである。
セール期間中、五人のお客様からお菓子をいただいた。「おめでとう、15周年」と。思いもかけぬお声がけにスタッフはびっくりした。
「くらしのくら」が15年間続けられたのはお品物を売っていただいたお客様はもちろん、お店でお買い上げいただいたお客様あってのことである。また、お店に出された商品の説明不足や間違いを教えていただいたお客様のおかげである。洋食器の扱い品目を変えたのも、貴金属や着物を扱うようになったのも、お客様からのリクエストが発端であった。社交辞令ではない。ここまで来ることができたのはこの店を自分の子供のように育ててくれたお客様に支えられてのことと思っている。
このようなお客様に育まれてここまで来たかと思うと、感慨深いと同時に嬉しさが込み上げてくる。
「ずっと15年通い続けたのよね」
「最初の頃から考えるとずいぶん品物が良くなったわ」
「私もそれだけ年をとったっていうことね」
と昔の話に花が咲く。
久しぶりの洋菓子のオンパレードにスタッフは元気いっぱいである。お客様にいただいたショートケーキを照らす15本のろうそくは私達の誇りである。
というわけで、十五周年セールは洋菓子の圧勝であった。
が、それで引き下がる和菓子ではない。
セール期間中、お買い上げのお客様に「特製15thせんべい」をお配りした。
特別製作だけあって味もよい。お渡しするごとにお客様がみんな、せんべいを見てニコッとするのが何よりも嬉しい。
セールは11月3日(火)で終了です。あと僅か残っていますのでせんべいの味を試してみたい方はお急ぎ下さい。