「ローゼンタール・クリスタルの査定そっちのけ、 チーク家具がお似合いのネコに首ったけ」(東京都多摩市)
洋食器のお買い取り依頼があり、巨大な高級マンションの1室にお伺いした。
エントランスが広々としている上に中庭が大きく、小さい子供を安心して遊ばせることができるようなマンションである。
大きなマンションだけに「エントランスに近い方のお部屋」だったが、駐車上から歩いて数分の距離があるのもやむを得ない。
お父上のお品物の整理をされているというお嬢様が出迎えてくれた。
「ネコ大丈夫ですか?」
「もちろん、大丈夫です。ウチも飼ってますので」
マンションの30階に近い高層階の部屋である。
部屋に入ると大きな掃き出し窓から高層ビルらしきものが見える。
こっちが新宿方面ですよね、と田舎者マルダシである。
高いところに行くと思わず窓に近寄る習性が抜けない。
(ちなみに「くらしのくら」のスタッフの住まいのマンション最高階は4階(3名)、3階(2名)1階(1名)である)
<このチーク食器棚の中の食器類が査定対象だったが、この食器棚も!となった>
この食器棚とキュリオボードにバカラ、ローゼンタール、ウエッジウッドなどの食器、クリスタルがあり、ダイニングテーブルの上に取り出しながら査定をはじめた。
「ネットでクリスタル買取りのお店調べたんだけど、カタカナのお店ばかりじゃない?そういうの余り好きじゃなくて、<くらしのくら>って名前がいいなあって、くらしのくらに決めたのよ」
「ありがとうございます。漢字じゃないので誰でも読めるのがいいと思ってます」
<テーブルにまとめられた査定の品々>
すると、奥から毛並みのキレイなネコがスルスルと近寄ってくる。
「あら、珍しいこと。普通知らない人が来ると顔を出すまでに時間がかかるのに・・・・」
人気バンドと同じ名前のYちゃんに大分気に入られたようだ。ときたま、ちゃんと査定しているかな?と巡回している感じで食器と私たちの間をウロウロ。
<蛇腹の両引き戸が美しいチークのキュリオボードとネコのYちゃん>
一回りしたあとキュリオボードに収まったのがこの写真。さすがお嬢様らしい。
「ちゃんと査定しているか見ているわよ!」と言っているような視線・・・・・・
無事、ネコチェックをクリア、引っかかれること無くお買い取り出来ました。
ありがとう。美猫君!
(依頼主より写真掲載のご了解をいただきました)