モノ語りヒト語り

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ビンゴとお手玉でリサイクル

「BINGOで春を満喫!!」というテーマで、スプリングセール(2018年4月)
を実施した。

セールのはがきをビンゴカードにし、さまざまな商品ジャンルごとにその一つをお買い上げごとにスタンプを一つ、1列完成ごとに「BINGO」となり、500円のお買い物券をプレゼントいうもの。

すべてのマス8個を埋めればBINGOが8列完成(縦に3、横に3、斜め2)となる。
(その場合は8枚の商品券と交換)通常のBINGOルールと異なり、
すべて埋まるまでゲームは継続する。
 
セール前の予想では全ライン完成する人はいないだろうというのが、
大方のスタッフの予想だったが、一人が達成した。
くらしのくらの全ジャンルお買い上げということが目に見えてわかったのが嬉しい。
セールでのお買い上げのお客様延べ約358人。その内ビンゴに参加された方が約127人、
BINGO完成者が約38人という結果となった。

一番大変で楽しかったことがビンゴルールの説明だった。
「ビンゴのこと知らない人はほとんどいないよ」と思っていた予想は見事に外れた。
お客様のボリュームゾーンは四十代から六十代の女性となるため、
ビンゴをやったことが無い方が多い。
この年代の男性は会社やイベントでのビンゴ経験はあるだろうが、
女性の場合はそのチャンスに恵まれないことが想像できる。
だが、却ってお客様とルールの説明で思わぬ盛り上がる会話となったのが嬉しい。
今回は8つのジャンルに分けたものの、どのジャンルに入るかスタッフもお客様も悩むことが多い。
フィギュリンは「リビング」か「雑貨」か?ハンカチは「ファッション」か「雑貨」か?
そんな時はBINGOになりやすいようところにジャンルを決めてスタンプを押すなど、
会話が盛り上がった。

どのラインでBINGO完成しているかなど、簡単なルールであっても
いざ説明するとなると結構むずかしい。
お買い上げの商品をレジ前において、BINGOカードを真剣に見つめるお客さまが
多かったようである。

お手玉を見たことがあっても自分でやったことがない若い人に、こうやるんだよ、と説明するようなものかもしれない。こんな世代ギャップがあっても面白いゲームは面白い。
ゲーム感覚でお買い物を楽しむ、そんな企画は冒険であったが、お客様との会話の広がりを持てたという点でも成功した。

 今度は「くらしのくら」の若いスタッフがお客様にお手玉の手ほどきを受けて、BINGOスタンプ1個というルールも加えていったらどうだろうかなどと、またつまらぬゲームを考えております。

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