自分が生まれる前のお品物
こんにちは、ホームページ担当のYです。
くらしのくらでは家具、きもの、和洋食器、ブランド品、貴金属などいろいろな分野のお品物を扱っていますが、個人的に一番興味があるのは家電分野です。なかでもコンピュータやカメラの買取が一番燃えます。(買取現場に行くことはないので、あとでお品物を見てキャーキャーさわいでいるだけですが)
家電はどんどん新しい製品や規格が登場するので、5年以内に購入したものかいなかが買取可否の1つの基準になっているそうです。でもなかにはどんなに古くても価値の変わらないお品物もあります。
その1つがカメラのレンズです。
最近はデジタルカメラが主流ですが、一部の機種ではアダプターなどを介してフィルム時代のレンズも使用できるため、塩銀時代のレンズも再び注目を集めているそうです。なかにはプレミアがついている銘玉もあったりします。
こちらはそんなフィルム時代のオールドレンズのひとつ、Zoom NIKKOR Auto 43-86mm F3.5です。
昭和38年(まだ生まれてません!)に発売された国産ではじめての標準レンズで、43-86mmの焦点距離にちなんでヨンサンハチロク、ヨンサンパーロクの愛称で呼ばれています。当時のレンズとしては小型で低価格だったことから人気があったそうです。ヒゲとよばれる被写界深度のガイドラインが美しいですね。最新のレンズに比べたらイマイチ、どころかイマサンくらいの映りで、銘玉というより迷玉かもしれません。
ヨンサンハチロクは当時よく売れたそうで、リサイク的にはモノが大量に流通しているので希少価値はないということになってしまいますが、自分の人生よりも長い時を過ごしてきたレズがまだ現役で使えるってすごいですよね。
前のオーナーはこのレンズのむこうに何を見たんだろう?って想像せずにはいらません。このレンズをのぞいたらいつもと違う景色がのぞけるじゃないかなって思ってしまいます。
最新の家電も好きですが、時の流れを感じる家電も萌えます。
カメラ本体、レンズの買取相談お待ちしております!!